コード9

騒ぐ

とかいあじ

最近のセブンイレブンは都会の味がする。なんか気の利いたメニュー、高めの値段。一番都会感があるのはこまめなリニューアルによるものだと思う。田舎とリニューアルという言葉は食い合わせが悪い。リニューアルされないから田舎。自然が豊かだろうとこまめな変化があったらもう「都市」だもんな。変化が進化とは限らないけど進化しているものはどこかしら変わっている。

いつからこのパッケージ使ってんだよと思わせるような変わってる感皆無の商品や独自ブランドは嫌いじゃない。レトロなパッケージがそのまま付加価値になっているタイプの。昔イギリストーストが好きだった記憶がある。グラムあたりカロリーが高いので便利。もっちゃもっちゃ口を動かし続けるのはそれなりに精神力が要るから、胃腸さえ耐えられれば効率がいいのは助かる。

10代からすでに油の種類をかなりえり好みする体質だった。マーガリンは平気だった。マーガリンがずっと好きだ。バターの代用品ではなくマーガリンはマーガリンというジャンルの食べ物だ。あの舌ざわりもよい。関係ないけどお菓子作りでマーガリン使うべきところでバター使ったせいでひどいことになっている同世代がよくいた。マーガリンがバターの下位互換だという誤解が何者かによってもたらされている。とはいえ手順をあ違えなければ食べられないものができたりはしない。バターをサラダ油で代用したクッキーを渡された時が一番しんどかった。ココアパウダーをインスタントコーヒー(再度すりつぶしたりはしていない)で代用したとも聞かされたから、たぶんレシピの想定外の出来上がりになっているとはわかっていつつ少量食べたけど、シンプルに体調が悪くなった。それ以降作り慣れていない人の手作りお菓子は受け取り時に入念なヒアリングを行った。未成年のうちに手作りを経験するのはいいことだと思うけれど、贈り物目的がスタート地点なのっていろいろ危なっかしいな今考えると。